ゲームをオンライン上でフレンドなどに教える際に苦労した話や誤解された話、その失敗経験を活かして取った自分の対策方法を紹介します。
『自分は真面目に考えてゲームが上達する方法や知識をアドバイスし続けたのに、そのせいで誤解された』なんてこともあると思います。
それは『ゲームやオンライン環境が楽しくなくなる』ことへも関係してしまう部分だと今でも思っているので、これからの時代には必要なスキルかもしれません。
この記事の目次
この記事の目的
この記事はPS4やスマホゲーム、SNSなどオンライン上でゲームに対しての知識や操作方法、攻略ポイントを他人(フレンド)に教える立場になってしまった人の心を救うための記事です。
『教える』ということは少なくとも仲間内やそのゲームにおいて実力もあり、周囲環境では先駆者的役割になっているので
教えるポジションに立つ人は割合的に少なくなり、苦悩に対しての理解もされづらいです。
また、ゲームだけでなくオンライン上の人間関係トラブルにもどこか役立つ部分があるかもしれません。
偉そうに教えるとか言ってるけど記事作成者に裏付けはあるの?
少し偉そうに思うかもしれませんが、実績や実際の体験・経歴・過去がないと信用してもらえないのが世の中の常です。
私の経歴はこのような感じで全て事実です。
- 接客業を5年以上したことがある
- 2019年から子供たちにコーチとしてスポーツを教えている
- ゲームのやり込みやセンスは周囲に一定評価を受け、色々な人に「教えて」と言われたことがある
ゲームやゲーマー、ブロガーなどのイメージは「オタク」や「根暗」などネガティブなイメージがありますが、人並みには社会性もゲームの実力もあるということのアピール程度に思っていただければ幸いです。
今回の回答では『具体的に私がどう対策したか?』と『その後どうなったか』の事実から導き出しています。
なので以下のような発展・生産性がない回答はしません。
「状況やその人によって対応を変えます」
というのは全ての物事に対して言える万能且つ、分かってるようで分かってないパターンが多い典型的な例なので、所々キツイ言い方もしていきます。
発信する意味も少なくなるので、読むにあたって極論気味な言い方になることは理解をしてもらいたいです。
自分が『教えたがり』という人は論外です
ハッキリ言って、他人からしたらいい迷惑です。
この記事は「教えてください」と実際に言われて苦労した人や(立場上)教える以外の選択肢がなかった人のための記事です。
自分の気持ちよさを相手の為に置き換えるような人は論外です。
教えたがりは嫌われて当たり前
ゲームにせよ何にせよ、教えたがりや言いたがりは嫌われて当然です。
それは子供にスポーツを教えるという立場になっても同じでした。
自分の実力や肩書き、人間性、相手に対する真剣さ…ここが重なり初めて「教える」ことは機能していると実感しています。
私はスポーツの方では「コーチ」という肩書きがあるので、そちらの環境では発言しないといけない立場(肩書き)ですが
ゲームには「肩書き」って付きにくいので、少なくとも「教えて」と言えることが明らかに増えたり、言われることが多い人が教えるべき立場の人だと思います。
簡単に言ってしまえば、認めざるを得ない『肩書、実績・実力的な凄さ』『優しさなどの人間性』などを言うのではなく伝えることができている人のことです。
今まで見てきた教えたがりや面倒くさい人の特徴
参考までにどんな人が実際に嫌われていたり、面倒くさいか特徴を挙げます。
- 上手いと言われたことがないのに、プレイ時間やランクだけでゲームが苦手な人を差別化する発言
- 上手い人への理不尽な嫉妬が激しく、誰からも学べることがあるという謙虚な姿勢がない
- ゲームシステムや知識、実績が十分でない状態で我先に解説を行う
- フォローが大変(先に解説してしまうので、後から他者がハッキリ訂正しにくい)
これは年齢関係ありませんし、本当にゲームが上手ければ様々なジャンルで1人でフォローしたり状況を変えられる(キャリーできる)人もいます。
本当に上手い人を目の前にすると、その人が使ってる装備や武器、キャラ、プレイスタイルに憧れが出て「試してみる」に自然に繋がります。
尋ねる側にも責任が必要だと思う
教える側は自分にとってのメリット(対価)ほぼ無しで教えてくれるわけです。
調べるのに時間がかかることや経験するのが先になることを教えてくれる人もいるので
教える側に『その分の時間的価値を与えてる』のと一緒ですよね?
- 教える側の言い方が悪い
- 散々説明させた挙句相手を「効率廚」などに認定しない
- 本当に知りたいのか?をもう一度考える
このような一方的な身勝手な振る舞いはしないでもらいたいですね。
もう一度言いますが
教える側には明確なメリットはありません。
その上で自分なりの回答を出していますが、人間なので間違いもあります。
教える側だけに気を遣わせたり、リスク取るみたいなのはおかしい話ですよ。
メリット無いですけど、教える行為は凄く難しいことなので教える側は知識の修正や再確認、言語化したことでよりゲームが上手くなったりその他で好影響が出ることもありますね。
結果的に教える側の方が学ぶことや難しいことが多いのでどんどん洗練されていきます。
間違った説明の1つや2つ後で修正すればいい。言語化で誤解を招いたことは気にしない方が良いです。
スポーツのコーチの方では「対価」がありますし、学びたくて熱心な子供が対象になりますが、『子供に教えながら自分も学ぶ』という姿勢を貫いています。
勇気を持って教えることを断るのも方法の1つ
自分で自分のことを「優しい」と言い切れる人は中々いませんので、多くの場合「優しそうな人」というのもある意味目を付けられます。
1対1の状況でなければ他の人へ話題を回すことでも十分に回避できるので、あまり責任感などは強くもたないようにしましょう。
1回断って、また「教えて」と言われたら少し考えてみるくらいでも遅くはありません。
むしろ断っても「教えて」と言ってくる人の方が上達への本気度が違うので、こちら側も真剣になる価値がありますし、ゲームを通じてより仲を深めることができます。
先ほども言ったようにメリットは無いと思った方が良いので、厄介事を避ける無難な方法となります。
教えてもいい人の厳選を行う-「教えて」の理由を考える-
私もゲーム内で「教えて」と言われて初めは全てに対して細かく100%で対応していましたが、回数が増えるごとに
『自分に何の得があるか?』を考え始めました。
アドバイスして逆効果なんて最悪ですよね…
そこで真面目に教える場合は段階的な調整をすることにしました。
社交辞令的な「教えて」を見抜く
上手いですね。凄いですね。というのを遠回しに言ってくれたのではないか?と推測しますが、正直面倒です。
この場合は本人のゲームが上手くなりたいという意志が現時点であまり強くないし、教えてもらう気もあまり無い場合が多いです。
「他に一緒にゲームする人がいないなどの理由であなたと一緒にゲームがしたいから」調子をくれているくらいに思ってもよいかもしれませんね。
私は以下のような方法で「断る(止める)かどうか」の判断を行いました。
- 専門用語をちょっとだけ入れて出来るだけ簡単に操作のコツなどを言ってみる
- 分からない部分に興味があるか判断する
専門用語や立ち回りにおいてコツを簡潔に言ったときに分からない部分に対して投げやりになっているようであれば、100%の解説などを行わない方が良いです。
研究心や上達に熱心な人は、ここを曖昧な理解で留めておかずに同じような状況があった時に
「○○さんが言ってることやっと分かった!」
「○○って分からないんだけど、どういうこと?」
これらの反応を示したり、自ら深掘りすることを求めます。
コミュニケーションとしても正常であり、こういう場合はちゃんとしたキャッチボールが今後もしやすいように思います。
ゲームではどんな人が優しそうなのか?
- クエストのクリアや攻略にこだわってない印象
- 常にテンションが一定
- 否定的な言葉遣いが少ない
- 声が優しそう
大人であればテンションは一定に保つのが常識かもしれませんが、体現できる人は中々いません。
学生時代に部活で頑張ったことのある人は気分にムラのある顧問などは非常に厄介だったのではないでしょうか?
また、ボイスチャットでは声質で与える印象はかなり重要です。
これは接客や電話応対で言うところの「声を少し高める」という1つの接客術にもあるように、無意識に相手に強烈なイメージを与えています。
否定的な言葉遣いにおいては「D」の付く「でも」「だけど」は濁点があり会話では特に悪い印象に残りやすいです。
教え過ぎにならないように注意する
先ほどと少し似ていますが、何かアドバイスをした後は一定期間「見守る」くらいの感覚で好き勝手やらせる方が良いかもしれません。
言ったから上手くなるのではなく、自分なりの方法が見つかった時に相手は初めて「成長」を体感します。
姑、小姑のようにうるさいのはダメですね。
言わないけど、見ておこう
子供たちに教える場合は「めちゃくちゃやる気があるやつ」には厳しく発言頻度も多くしてます。
性格も見ていますが、重要なのは「やる気」で全ての源です。
ただ何かにこだわって自分なりに努力している時は言わない方が良いと思っています。
理由は失敗や成功を自分の選択で体験させたいからです。
ただその過程で躓けば、相手の方からアドバイスを求めてくることもあるので観察だけはしっかり行っています。
そこで「ちゃんと自分のことを見ていてくれたんだ」ということを理解してもらえたらそれで良いからです。
ゲームにおいても同じですぐに修正できる人は少ないので
ちょっとだけアドバイスして様子見するのが一番無難な方法です。
説明が詳しいから買ってくれるわけじゃない
これは接客で得た体験です。
いくら商品に対しての知識が豊富であっても、購入後のイメージやメリットを言語化できなければ商品を売ることは難しいです。
知識マニアもいるのでそういう人にはウケが良いですが、どうやって「買う気のないものを買わせるか?」はタイミングなどを含め実践経験が全てです。
ゲームにおいても同じで専門用語で詳しく説明すれば理解してもらえるという願望は甘いです。
自分が率先して楽しむと周りを楽しませることができる
私はよく「楽しそうにゲームをする」と言われます。
リアルの知人には言われませんが、ゲーム上の付き合いでは大事にしている部分でこれが試した中では最強の方法です。
無理してやる必要はありませんが、「演出(キャラ作り)」ができる人には期間限定でおすすめの方法です。
途中からのキャラ付けは無理ですので、フレンドの関係を構築し始めた段階からスタートさせます。
ある程度仲良くなった後に完成度の低いキャラ作りを突っ込まれても「知り合ったばかりで緊張してて(笑)」くらいで済ませることも可能です。
ネガティブ発言をとにかく自分だけはしない
ゲームを教えることなどを回避しつつ、自分は自分で「少しだけ馬鹿っぽく」楽しむというのがわりと最強な方法です。
くだらない日常の愚痴や聞いていると気分が鬱になりそうな話題は軽く同意で済ませて全てスルーしていきましょう。
スルーだけだど「冷たい印象」が残ってしまうので、高いテンションで突っ切りましょう。
相手の意見の否定をしないことで人間関係を壊すことなく、相手からも誘われる状況をまずは入手します。
後は自分の都合の良い日を選んでゲームに参加することができるので、その間に違う人間関係を構築します。
フレンドをいきなり「0」にするのではなく、保険をかけながら自分の精神状態をフラットにさせればより正しい判断を行いやすいはず。
惰性の付き合いなら削除した方が良いし、利用もできる
惰性的な付き合いであるなら、関係を続けるのが無駄とも言えますし、わざわざ自分から誘う必要もありません。
心の中では「遊んでやってもいいくらい」の上から目線で交友関係を増やしていく方が、自分にとっての最適な居場所を見つけることができます。
そう思わせないためにバカっぽい高いテンションはある意味良い誤解を招いてくれますし、そんな人からゲームの詳しい説明が飛んでくるとは中々思えません。
また説明時の理屈っぽさを軽減する役割も持たせており、ギャップにもなります。
『馬鹿を演じれる人は馬鹿じゃない』
※音割れやうるさいだけの奴にならないように注意
※最低限、誘われる程度の調整や付き合い方が必要
キャラ作りは諸刃の剣でもあるため注意
キャラ作りの方法は自分を違う人間のように演じるという言わば「諸刃の剣」。
精神的に強い人や会話の流れに敏感でなければ数日でキャラ崩壊します。
この方法は自分に自分で洗脳をかけることに近いです。
「嫌だな」という自覚から「まななんとかなるかな」くらいに自己暗示するのと同じようなものです。
従って、長くは続きません。心が段々慢性的に疲れていきます。
本当に見極めるべき人間関係のポイントは、その人もしくはそのメンバー内で「自分の感情を出せるかどうか」がポイント。
【感情を出せない】【我慢が続く】ようであれば、「あなたは常に無理を強いられている」のと同じです。
そのメンバーやサークル、ギルドが全てでメリットがある場合は難しいですが、ゲーム以外でデメリットが多過ぎるなら以下の方法でまずは休憩を取りましょう。
ゲームから離れて休みを取るかソロプレイを活用しよう!
色々なことがあって『もう自分の容量が足りない…』と感じる場合はゲームから離れて違うことをやるか、ソロプレイで更に技術を高めていきましょう!
面倒が重なり全てを投げ出したくなる気持ちは少しだけ理解できます。
しかし本来のあなたはその行動を取るでしょうか?
こういう時は意外とゲーム以外のことを始めてみると、パワーに変換されて「あんなことで血迷っていたのか」と我に返ることもあるので、もう一度冷静に。
あと、さっさと寝ちゃいましょう(笑)
辞める・諦めるのは簡単である
全てが面倒くさいと思ったら「一時的な中断」や「ソロプレイ」で自分とだけ向き合ってみましょう!
「ゲームをもうやらない」と辞める、諦めるのは簡単ですが、あなたの楽しみをそこで潰してしまって良いのか?もう一度考えてみましょう。
いや、もう考える必要はないかもしれません。
ここまで疲れている場合はいっそ考えないが吉です!
私の方から休むことをおすすめします(^^)
思慮深いあなたにはゲーム本来の楽しみがまた見えてくるはずです!
オンラインゲームの人間関係は「フレンド=友人」として成り立たなくては意味がありません。
学校のクラス、サークルメンバー、会社(仕事)での人付き合いのような、自分のとって身近な人間関係は自分にとって全てのように感じます。
しかし、それは世界人口、日本人口と比較すれば極少数の人の集まりでしかありません。
オンラインゲームの人口も少なくはないですから、広い海に出るような心構えでいましょう。
荒波に揉まれたあなたなら同じ失敗は二度としないはずです。
まとめ『アドバイスには無責任さも必要』
私はゲームを教える側に成り行きでなってしまった人に同感します。
なぜならこれら全ては私の経験から書いたもので、自分の為に書いた目的もあるからです。
手始めに「要求」や「投げ先が不特定の質問」を断ってみることからスタートすると変わってくることも出てくると思います。
『教えてって言ったけど、そこまで求めないんだけど』って肩透かしの反応や空返事
ふてぶてしい奴が中にはいるんですね。
だったら初めから「教えて」などと言わない方が良いです。
教えてもらう側の責任感には全然注目されないですし、「ゲーム」や「オンライン」ということで軽く見られがちな気がしてなりません。
実は私も少し前にオンライン疲れを自覚し始めたので、同じ境遇の人がいると信じて書いてみました(^^)