モンストやパズドラなどのガチャ確率公表・確率表示はなぜ行われたか?

本記事では、モンストとパズドラから学ぶ近年のソシャゲガチャの確率公表や確率表示の義務付けまでの流れを解説しています。

ガチャの確率は表示されていて当たり前だと思っていませんか?

モンストやパズドラに限らずですが、ガチャの確率公表の義務付けは意外とここ1年(2018年)ほどで当たり前となってきたものです。

インターネット上ではガチャの確率操作などの件でも話が盛り上がっているのですが、確率が公表されたことによって、皆さんも安心してガチャを引けるような環境になったと言えます。

今回はどのような流れで『ガチャの確率公表』が当たり前になってきたかをモンストやパズドラの流れを見ながら紹介していきます!

モンストやパズドラのガチャ確率公表はいつだった?

モンストやパズドラのガチャ確率公表は、2018年に行われています。さらにモンストやパズドラに限らず、様々な超人気アプリが2018年までには確率の公表を決定・実施しています。

思ったより、ガチャの確率公表は最近の出来事なんですね。

 ここで一度頭に思い浮かべてほしいことが、今でも日本のトップセールスランキングでベスト5には必ず入ってくるこの2つのアプリのリリースが2012年と2013年であるということです。

多くのアプリが長くて数年でサービス終了となっている経緯と比べてみると、この2つのアプリはアプリ界の中では長い歴史を誇っており、さらに人気度も高いという実績が特徴です。

言い換えればゲームアプリの"顔"とも言える『モンスト』『パズドラ』さらに有名どころを挙げると『サマナーズウォー』など長くサービスを続けているのに、確率公表には数年~5年近くもかかってしまったということになります。

このことから、ソーシャルゲームアプリにおける『ガチャ』というものには、探り探りで段々とルールが敷かれていった背景を見ることができます。

ちなみに、PCゲームでは20年以上もサービスを継続させているインターネットRPGの始祖『ウルティマオンライン』というMMOも存在しますし、10年以上のサービス継続であれば、該当するタイトル数はさらに増加します。

20年という期間を例えると子供が成人になれるほどの期間があります。

それほどの期間や思い入れがあればゲームに対してでも、当時ヒットした名曲のような懐かしい感覚を感じることができますが、スマホアプリには懐かしむような歴史はまだ無く、まだまだ発展途上のコンテンツと言えます。

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 ガチャの確率表示が遅れた理由はなぜか?

今でさえガチャの確率表示は義務化しつつありますが、ガチャの確率表示をしたアプリ、しなかったアプリが混在している時期というものももちろんありました。

次はその理由について解説していきます!

日本オンラインゲーム協会のガイドライン作成

ガチャへの確率表示への疑念や問題、コンプガチャの廃止なども含め2016年前後はガチャに対してある程度の規制が施されるようになりました。

それが日本オンラインゲーム協会の『ガイドライン』の作成です。

このガイドラインが作成されてから日本の多くの企業がソーシャルゲームアプリのガチャ確率表示を開始しました。

しかし、パズドラやモンストは2018年に確率を開示と遅れ気味であったのにはいくつかの理由があります。

モンストやパズドラの確率表示が遅れた理由

まず、遅れた理由の1つとして作成された『ガイドライン』に法的な拘束力が無かったことが挙げられます。

拘束力が無いとは言え無視はできないのですが、従わない場合のデメリットというのがあまりにも少なすぎました。

義務化というところまで『ガイドライン』が力を持っていなかったことや、アプリとガチャの関係についての関心というものもまだまだ少なかった期間でしょう。

また、パズドラとモンストは当時のトップセールスランキングでは1位、2位をお互い争うような関係であったことも考えれます。

(今ではパズドラは少し落ち気味ではありますが、まだまだ高ランクのアプリですよね!)

実際にガチャの確率表示もほぼ同時期に行われていますので、意識し合うような関係であったと言えます。

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ガチャ確率開示が必要となったのはAppstoreの功績

もちろん今までの『ガイドライン』や世論の功績も見過ごせませんが、Appstoreで販売するアプリはガチャの確率開示が条件となった影響が一番大きいでしょう。

これを無視した場合はAppstoreでアプリを配信することができなくなってしまうので、従わなかった場合はかなりのデメリットとなります。

これによって、ガチャの確率表示・開示は義務化されたと同等の条件となりました。

パズドラやモンストなどがなぜ2018年での確率開示になったのか?はこの規約の影響が大きく、2017年に制定されたことも踏まえると、2018年での確率開示が妥当となります。

モンストやパズドラなどのガチャ確率公表・確率表示はなぜ行われたか? まとめ

今回はモンストやパズドラを例に挙げて、ガチャの確率公表や確率表示がどうやって行われてきたかをご紹介しました!

現在ではガチャの確率というものは当然のようになってきていますし、今はガチャの確率が公表されているのだからこういった流れを把握してみても仕方がないかもしれません。

しかし、これはソーシャルゲームアプリのガチャがまだまだ発展途上であることを示していると私は感じています。

アプリに限らず、ゲームのやりすぎなどは他国では既に問題となっており、ガチャでは課金のし過ぎなどが社会問題として浮上してくれば『新たなルール』が制定されることも十分に考えられるからです。

多くの方が暇つぶしや息抜きで何気なく触っているスマホやアプリですが、GachaApp巴ではゲームの情報のみでなく、社会的なガチャの情報も伝えていきます♪

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